使い方
借入が複数あるとき、余剰資金を1つの借入に集中させ、他は最低額のみ支払う戦略を取れます。優先順を決める方法は主に2つ。雪だるま式は残高が最も少ないものから返済し、達成感がモチベーションを支えます。雪崩式はAPRが最も高いものから返済し、数学的に利息が最も少なく済みます。各借入(残高・APR・最低支払額)を入力し、月々の追加返済額と方式を選ぶと、完済までの月数、利息合計、次に完済する借入が表示されます。
計算式
一括の数式ではなく月単位のシミュレーションです。完済による繰り越しがあるため、各月の状態は前月に依存します。最低支払いだけでは完済しない場合を検出するため、上限は600か月(50年)に設定しています。
計算例
- 3つの借入:クレジットカード4,500ドル(22%、最低90ドル)、学生ローン12,000ドル(6.5%、最低140ドル)、自動車ローン8,000ドル(8%、最低180ドル)。月200ドル追加。
- 雪崩式ではクレジットカード(最も高いAPR)を最優先、次に自動車ローン、最後に学生ローン。全完済までおよそ37か月。
- 雪だるま式ではクレジットカード(残高最小)を最初に完済、次に自動車ローン、最後に学生ローン。合計で約1か月長くなり、利息も約300ドル多くなりますが、最初の完済達成は早く訪れます。
よくある質問
雪だるま式と雪崩式、どちらを選べば良いですか?
雪崩式は数学的に最適:総利息が少なく、完済も早くなります。雪だるま式は心理的に最適:小さな借入を早く完済する達成感がやる気を保ちます。研究では雪だるま式の方が継続率が高く、コストはわずかに高くても完走しやすい傾向があります。やり抜ける自信があれば雪崩、勢いが必要なら雪だるま。
最低支払額さえ払えない場合はどうすれば良いですか?
最適化より「分類整理(トリアージ)」に切り替えましょう。非営利の消費者信用相談(日本では消費生活センターや法テラス、米国はNFCC、英国はStepChangeなど)に相談を。借入管理プラン、貸し手側のハードシッププログラム、極端な場合は法的整理(破産・任意整理)が選択肢になります。問題を放置せず、自分から先に連絡すれば交渉に応じてもらえることが多くあります。
すべての借入を1本のローンにまとめるべきですか?
一本化は、新ローンの金利が現在の借入金利の加重平均より明確に低く、かつそれ以降新たな借入を増やさない場合に有効です。一本化用の個人ローンは通常8〜15%で、クレジットカード(18〜30%)より低い反面、学生ローン(4〜7%)より高くなります。実際に計算してみましょう。期間が伸びて手数料も加わり、結局得にならないケースもあります。
なぜシミュレーションは600か月で打ち切られるのですか?
50年に相当します。それを超える計画(多くの場合、高金利の借入で最低額が利息すらカバーできていないケース)になると、シミュレーションはそこで停止し「完済不能」と判定します。追加返済額を増やして実行可能な水準にするか、一本化(おまとめ)を検討してください。