排卵日計算機

最終月経日と周期長から排卵日と妊娠可能期間を推定 — 標準的な黄体期モデルに基づく。

使い方

典型的な月経周期には 2 つのフェーズがあります:卵胞期(月経 1 日目から排卵まで)と黄体期(排卵から次の月経まで)。黄体期は周期間・個人間でも非常に安定していて、ほぼ 12〜16 日、人口の最頻値は 14 日です。変動するのは卵胞期で、7 日から 30 日超まで幅があり、これが周期長が個人差・同一個人の周期差を持つ理由です。黄体期が一定のため、標準的な排卵予測は「次回月経から逆算」します:周期 28 日・黄体期 14 日なら、排卵は周期の 14 日目あたり(28 − 14)。周期 32 日なら 18 日目あたり。

妊娠可能期間は、排卵日で終わる 6 日間。精子は女性生殖管で最大 5 日間生存し、卵子自体は排卵後 12〜24 時間しか生きません。妊娠可能な日は「排卵日前 5 日間+排卵日当日」のみで、それ以降は卵子が受精能を失っています。日ごとの妊娠確率はこの窓のなかで上昇し、ピークは排卵日の前日(当日ではない)、その後は急激に低下します。妊娠を望む人が「予測排卵日のみ性交」してもうまくいかないことが多いのはこのためで、最高確率日は実は前日です。

注意点 3 つ。(1) 14 日の黄体期は平均値で、個人差があり 12 日や 16 日で安定している人もいます。基礎体温や排卵検査薬(LH サージ検出)を使えばより個別化された推定が可能。(2) このモデルは規則的な周期を前提としています。PCOS、更年期前期、授乳期、ストレス、体重変動、各種ホルモン疾患は無排卵周期や大きく変動する周期を引き起こす可能性があり、その場合カレンダー予測は信頼できません — 排卵検査薬や医師への相談を。(3) 避妊目的にはカレンダー法は信頼性が低いことで有名(完璧使用でも年間失敗率約 24%)で、妊娠可能期間が周期ごとに予測不能にずれる可能性があるためです。本ツールは妊娠を望む際のタイミング目的で使用し、避妊法としては使わないでください。

計算式

排卵日 = 最終月経日 +(周期長 − 黄体期長) 妊娠可能期間 開始 = 排卵日 − 5 日 妊娠可能期間 終了 = 排卵日 次回月経 = 最終月経日 + 周期長

最終月経日 は最後の月経の 1 日目(出血開始日であって前日ではない)。周期長 はある月経の開始日から次の開始日までの平均日数 — 信頼できる平均には 3 周期以上記録を。黄体期長 のデフォルトは 14 日。基礎体温や LH 検査で個別値を確認済みならそちらを使用。排卵前の 5 日間の妊娠可能期間は、精子の生存期間を考慮しています。

計算例

  • 最終月経が当月 1 日に開始。周期は 28 日。黄体期は標準の 14 日。
  • 排卵 = 1 日 +(28 − 14)= 月の 15 日。
  • 妊娠可能期間 = 10 日〜15 日(排卵 5 日前から排卵日当日まで)。最高確率は 14 日。
  • 次回月経予定日は 1 日 + 28 = 29 日。周期が 32 日なら、排卵は 18 日(32 − 14)に移り、妊娠可能期間は 13〜18 日になる。

よくある質問

カレンダーベースの排卵予測はどの程度正確ですか?

規則的な周期の女性ではかなり正確(1〜3 日以内)ですが、不規則な周期では出発点に過ぎません。14 日黄体期の仮定は約 70% の女性に当てはまり、残りは 12〜13 日(より一般的)か 15〜16 日。同一女性でも、ストレス・体調不良・睡眠変化・旅行などで月ごとに数日ずれることがあります。より高精度には、基礎体温(BBT)や排卵検査薬(OPK)を併用 — BBT は事後確認(翌日の 0.2〜0.5°C 上昇)、OPK は排卵を引き起こす LH サージを 24〜36 時間前に検知します。カレンダー予測+OPK+BBT の組み合わせが医療介入なしの妊活タイミングのゴールドスタンダードです。

周期が正確に 28 日ではありません。計算機は使えますか?

はい — まさに「周期長」の入力欄がそのためにあります。28 日は人口平均であって必須条件ではありません。実際の平均周期長を入力すれば、計算が対応します。医学的には 21〜35 日の周期は正常範囲。周期が月ごとに 7〜8 日以上変動する場合、臨床的に「不規則」と呼ばれカレンダー予測の信頼性が低下します — その場合は平均周期長を入力して大まかな妊娠可能期間を出し、排卵検査薬で確認を併用してください。意味のある平均には 3 ヶ月以上の記録が必要 — 周期管理アプリ(Clue、Flo、Natural Cycles など)が自動化してくれ、多くは体温データも統合します。

このツールを自然避妊法に使えますか?

いいえ — カレンダー法のみの避妊は推奨されません。CDC と WHO は最も効果が低い避妊法の一群に分類しており、典型使用で年間 12〜24% の失敗率です。妊娠可能期間は周期ごとに予測不能にずれることがあり(病気、ストレス、旅行、ホルモン変動)、たった一度の排卵ずれで意図せぬ妊娠につながり得ます。妊孕性認識ベースの避妊法を希望するなら、症状温度法(BBT+頸管粘液+カレンダー)が最も効果的(完璧使用で約 2〜5% 失敗率)ですが、毎日の観察と認定 FAM 教育者からの訓練が望ましいです。日々の負担なしで信頼できる避妊には、IUD・インプラント・注射が 99% 以上の有効性があります。目的に合うものは医療従事者に相談を。

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